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Posted by おてもやん at

2010年09月11日

主婦転向

もう1ヶ月前になりますが、引っ越しました。
そのまた1ヶ月前になりますが、仕事をやめました。
この一連の動きについてはまとめて書こうと思っていたので、
その間の日記では敢えて触れてこなかったのです。


元はといえば、連れ合いが転職し、
職場が遠くなったので引っ越そうということになったのがきっかけです。
私の職場との真ん中あたりを探そうと思っていたのですが、
そうなるとバスで通えないバス
じゃあもう一台車買わなきゃ車
そのあたりで駐車場2台必要だと駐車場代も多少かかってくるお金
その分、私がお給料からの貯金が消えてしまい、
何のために働いてるのかわからなくなってくる・・・
保育園も転園しなければならないけど、タイミングよく入れるかどうかわからないヒヨコ


職場では上司や同僚に恵まれ、仕事内容も嫌だということはなかったけれど、
とにかく通勤にへとへとでした。
自分一人でバイクで通勤していた頃はドアツードアで30分かからなかった道程が、
子連れでバスで保育園に寄っていると、2時間近くかかることもありました。
時短勤務にしてもらっていても、多少残業したら帰宅が7時過ぎることもあります時計
独身の7時と1歳児連れの7時は意味が違います。
保育園の乳幼児のクラスというのは特に持ち物が多くて、
抱っこしながら肩に食い込む荷物を、何度帰り道に捨てようと思ったことか。
それから愚図る子どもを捌きつつ夕飯なんて作ってると、
もう殺伐とした気分になるっていうものです見上げる
とにかく、作るだけで精一杯で、
ごはんを家族のために美味しく食べてもらおうなんて気持ちには、さらさらなれませんでした。
そして、そんな自分が悲しくてたまりませんでした。


今まで、この不況の中仕事をやめるのがこわくてここまで来たけど、
彼が今度の仕事がんばろうって思ってくれてるのを家族みんなで応援するっていうのも、
私の覚悟の決め方かもしれない、と思いました。
こんなこともあるかと付け始めていた家計簿と2・3分にらめっこしたら、
仕事しているからこそかかっていた経費を削って、生活の知恵をフル稼働させれば、
家族3人生きていける、って思えて、
次の日の朝にはもう、上司に伝えていました。


引越しについては彼の職場との距離の問題もありますが、
街中で暮らすことのこれからの娘の育ちへの影響が気になり始めてもいました。
森のようちえんに通ううち、自分が小学校の帰り道に摘んでいたような野花を目にしては

「この子の通学路には雑草が生える余地もないなあ・・・」

とさみしく思ったり若葉
週末CO2を沢山排出して遠くの大自然に触れに行くより、
日常に小さな自然がありふれている方がどれだけ「自然」だろうか、と考えるようになっていました。
先に書いたように、かなり何でも全自動なマンションに住んでいて、
娘がそれを当たり前だと思うようになることにも危惧を抱いていました。


私の通勤を考えなくて済むのであれば、引越し先も自由に選択できるわけで、市外の田舎町に決定☆
運良くピンと来る物件にすぐに巡り会えて、戸建てのちいさな家に引っ越しました家

最初の一週間、エアコンを解体洗浄に出していて窓を全開にしていたこともあり、
娘は簡単に外に出られるようになったことが嬉しくてたまらない様子で、
いつのまにか庭先に出ていることも。

「おさんぽにいこう!」

が口癖になりました足跡
夕方になると、また外に出て、

「おつきさま月がいたよ」
「キラキラ星がいるよ」

と観月会が始まります。


私自身、ちょっと散歩に出かけただけで全角度見渡せる空に出会った時、
8月なのに田んぼを吹き渡る風が頬を掠めた時、
だだっ広い車のまばらな駐車場に娘と寝転んで飛行機を見た時、

「あー・・・引っ越してよかった・・・」

とじわーっとおなかの底から感じます。
都会に住んでるとたまに必要とする癒しのために色んな娯楽が存在するけど、
この暮らしは毎日が癒しだなあって。
この価値観を共有してくれて、生活をともにしてくれている連れ合いに感謝ですキラキラ
  
タグ :住まい田舎


Posted by みみもと at 23:06Comments(7)日記