2009年10月09日

本気の叱り

シュタイナー的子育てでは、大声で叱りつけたり、この年頃の子にはしなくてよい、となっています。
しかしながら、まあ、社会的にしてはいけないこと・人を傷つけること・行儀が悪いこと、などなど、
やるのが子どもというもので。

「穏やかに、でも断固として『だめよ』とやめさせる」
を実行しているつもりですが、大抵、
ほんとにそのうち覚えるのか~?
つけあがるんじゃないの~?
と頭をかすめます。

なんせ、自分自身が0歳から「泣くなあッ!」と毎日怒鳴りつけられていたらしい
(そしてピタリと泣き止んでいたらしい・おかげで父はこれこそが正しい方法と信じきっています)
し、
4人姉弟妹の一番上だけあって、あと3人も同じように毎日毎日怒声を浴びせられ、
叩かれているのを見て育っているので、どうも
「あ~。そがんことしたら、叩かれがつしかなかね。(たたかれても仕方がないことである)」
というのが染み込んでいるところがあります。

大人になってから、自分が心から尊敬する方で「子どもを叩かない」という人に出会って、
どうして叩かないんですか?!と聞いたら
「人間には理性があるから。叩くのは親が感情に任せること。」
的なことを言われて、
「ははあ、この人は素晴らしい人間性があるからこういうことが言えるんだわ。無理無理~。」
っと端から自分では実行する気にならなかったことを思い出します。
二十代前半。


シュタイナー的子育ての本を読んでいて、腑に落ちたので冒頭のように接していますが、
たまに
「これは叱るべきでは?」
とか
「これは叩いていいんじゃ?」
と判断した時は叱ったり、ぺちんと叩いたりしています。
慣れていない娘は、私にしたら「そんくらいでえ?!」と思う程度で
「うぎゃーわーピッピ
と泣き出し、大暴れブー
これが普通なのかもしれないけど、
うちの姉弟妹は怒られたら父の恐ろしさに泣きもできない感じえーっと…だったので、
娘の素直な激しい感情バクハツに、
半ば「おいおい。うちの子だったら更に叩かれてるところだぜ~しずく」と呆れてしまう私なのでした。
しかも、自分でも一瞬で精一杯考えた末、今この時実行しなければ!という焦りもあり
半信半疑な状態で「ええい!」とやってる部分も否めないもんだから、
「う~ん、やっぱやるべきじゃなかったのかも~?」
と思ったり、中途半端。
本当にこれが正しい!と思えることでないことで泣かれるのも、ストレス~。
こんな叱り方、意味ない気がするぞ。


しかし、今日は迷いなく、本気の叱り声が咄嗟に出て
「おお~、これよ、これこれ私!」と思いました。
グリルで魚を焼いている時に娘が近寄って触ろうとした瞬間雷

「あぶないッ!あっちに行ってなさいッ!!」

って。
本能ですね。
相変わらず打たれ弱く泣かれましたが、自分が納得できる叱りだったので、
「これは仕方ない。(お互いに)」
と思えてストレス感じず後味すっきり(?)。
あんまり頭で考えすぎず、直感に頼ってもいいのかも?と思った出来事でした。


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Posted by みみもと at 00:04│Comments(6)日記
この記事へのコメント
すごくわかる…
一回、一回、考えて、どっちにしてもストレス…(;_;)

でも、最近は、合ってるかわかんないけど、親がとりあえず自信をもって「こうだ〜!」と一貫して強くブレずにいたら、いいのかな〜なんて開き直ってきました(笑)
うちの子に生まれてきた子なんだから、うちのやり方でも社会に出られる子になるはず…みたいな、、^ロ^;


それにしても、忙しい中、このブログもしてて、いつ寝てるの!?
ホント尊敬(☆。☆)
もしや双子…(笑)←そればっかり
Posted by ねむかおり at 2009年10月10日 07:15
あ、そうそう!

昨日の三浦先生の講座でも、
子育ては、自分流我が家流って!!!

一生懸命考えての行動は全て○なのだ~!
Posted by かおり@おうちギャラリーかおり@おうちギャラリー at 2009年10月10日 09:09
はじめまして。シュタイナー教育って良いなーと思う事は多々あるんですよ。でも、実際シュタイナー教育で育った子はどう?と見てみると、うーん、と思っちゃうんです。知り合いのドイツ人も(現在関西在住)故郷で“お前らそれじゃいかんやろ”と思っていたらしいし。 やっぱり叱らずに育て上げるのってかなり親がしっかりしていないと難しいんでしょうね。私はまだまだ修行が足りないみたいです。みみもとさんの周りで小、中学生、大人でシュタイナー教育で育った人はどうですか?
Posted by きくらげ at 2009年10月10日 23:12
ねむかおりちゃん
もう一人欲しいよ~ホントに!
昨夜も寝ちゃって何もできず~。

かおりさん
三浦先生もおっしゃってましたか~^^
ありがとうございます☆

きくらげさん
はじめまして☆
シュタイナーで育った人とは会ったことないけど、関わっている方たちと、近い考え方の育てられ方をした人たちについてはみんな素敵だなあと思います(^^)
たしかに「あの学校は自由を履き違えている」とか「あんな風に育てるからわがままになった」とかいう陰口は聞いたことがあります。
私が実際本人と付き合ってみた感覚としては「こういう部分が人によってはそう受け止められるのかな?」という感じです。
その部分は私にとっては、本質的なことではなかったので、気にならなかったですね~。
むしろ一般的な教育の中の方が「おいおい!」と思うことがてんこ盛りです。
Posted by みみもと at 2009年10月11日 07:30
私の出会い、が良くなかったのかな?感じ方の違いかな?今回のコメントで嫌な気分にさせてしまったらごめんなさい。
我が子は小学生、夢から目覚めた後ですが、ずっと心に引っ掛かっていた事だったのでつい書き込みしてしまいました。
Posted by きくらげ at 2009年10月11日 15:41
きくらげさん
いいえ~^^
いろんな考え方がありますよね。
Posted by みみもと at 2009年10月11日 23:13
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