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Posted by おてもやん at

2009年06月16日

シュタイナーとの出会い

私のシュタイナーとの出会いは、東京でフェアトレードの仕事をしていたときのこと。
お客さんにシュタイナー学校のお母さんたちの集まりや、街中の店を畳んで田舎のシュタイナーコミュニティに引っ越して行く方がいらっしゃったりして、何なのかは知らないまま「ああ、はい、シュタイナーね。」と聞いたことだけはある言葉になっていました。
それから、会社の取扱商品であるバイオダイナミック農法の紅茶の産地、インド・ダージリンを訪ねた時、それがシュタイナーの提唱した農法で、シュタイナー哲学は教育だけでなく広範囲に渡っているのだということを知りました。

でも、その時はまだまだばりばり仕事をしたい時期で、子どもを産むのは先のことだし一応アンテナに引っかかったものとして心の片隅に置いておこ、必要になったら引っ張り出せばいいや、くらいの認識でした。
私って、興味があることがたくさんすぎるので、優先順位つけるところがあるのです。
子育て・教育のことって奥が深そうだし、暗い話も多いし、どうせいつか直面しなきゃならない時が来るんだから、今は考えたくなーい、と。
TVの教育問題に関するドキュメンタリーなんかも、考えたくないから見るのを避けていました。


時は過ぎ。
妊娠発覚、結婚、となった時、さて、妊婦雑誌に目が行きます。
ミーハー嫌いの私としてはベネッセやリクルートの思うツボにはまってたまるか、と思うのですが、
そこはまずは敵(?)を知らねば、とも思う質で、とりあえず1冊購入。
案の定、早期教育の教材広告や赤ちゃん便利グッズが目白押しです。
「○十万だって!ありえん~」などと言いながら眺めていると、夫が「バカにするなら読まなきゃいいじゃないか」。
そうなんだけどね、知らずにいるのもいやなのよ。
知った上で、取捨選択したいじゃないですか。
でも、たくさんのモノを見ていると、キリがないというか、いろいろありすぎて何がいいのかわからなくなってきそうです。
周りにお母さんになった友だちがいなかったのでそういう意味では価値観的にコドクで、
「リンカラン」の妊娠・出産特集増刊号を読んだり、遠くの分かり合える昔の同僚と電話や手紙でやり取りして、
「よかった、こういう価値観の人もいるよね!」と自分をはげましていました。

そんな時、ふと、
「そういや、シュタイナーてあったな。あれって何だったんだろう?
自分と価値観の合う人たちがよしとしていたものだから、私もいいと思うかも。」
と思い、まずはクレヨンハウスから出ているムック「シュタイナーの子育て」を読んでみました。
よくわからない部分やできるかな?というところ、ちょっとちがうかなあと思うところもありましたが大筋共感できるものだったので、シュタイナーのことをもっと知ろう、共感できることは心に留め置いて育児に活かしてみよう、という気持ちになりました。


あと、出産前に買ったのは、「親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育」(ラヒマ・ボールドウィン著)。
妊娠中はなかなか育児のことをリアルに感じることができなかったのですが、
この本の生まれたての赤ちゃんの部分を読んで想像をふくらませ、微弱陣痛の数日間も産院で手元にずっと置いていました。


その後、やはりクレヨンハウスのムック「のびのび子育て」を読んで他のモンテッソーリ、フレーベル、その他の教育論について知ったり、シュタイナーの勉強会に参加したり、実際子育てしつつ感じること、周りの人たちとのつながり、保育園探しの中で、
「やっぱり、シュタイナーの考えが一番共感できる。もっと知りたい」
という気持ちになっていきました。

今は、シュタイナーの考え方に固執するのではなくて、自分なりに子どもを感じて一緒に生きていきたいなあという気持ちでいます。
子どもにだけ注目するのではなく、自分自身の成長にも目を向けていきたいです。
  


Posted by みみもと at 12:57Comments(4)日記