枯葉剤
たびたび書いてきた、娘の通う保育園の隣の気持ちの良い墓地のことです。
10日ほど前から、違和感はあったのですが、日を経るごとにはっきりしてきました。
除草剤です。
この高温多湿な時期だというのに、生い茂っていた雑草が見渡す限り茶色です。
冬の枯れた葉っぱは風情があるけれど、初夏のこの光景は気味が悪いばかりです。
草の茂り具合で毎日季節が進んでいることを体を感じていただけに・・・悲しくて胸が塞がれます。
娘が毎日摘んで
「フー」
と飛ばすのを楽しみにしていたたんぽぽの綿毛が、ある日突然姿を消した理由がわかりました。
しかし、それでも草をかき分けて探していた娘・・・今となってはゾっとします。
これからお彼岸もあるので草むしりの手間を省きたかったとか、
新しい墓石を入れる場所を作るためだとか、蚊対策だとか、事情があるのもわかるのですが、
乳幼児もいる保育園の隣で除草剤を撒くということの意味を、お寺なら考えるべきではないのかと思う、
ここ数日の通園路です。
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