森のようちえん 春を迎えて
昨日はひさしぶりの森のようちえんでした。
着いたら、
「今日のおやつのお手伝いしてくださーい」
と掛け声。
でこぽんの皮を剥くお手伝い。
前回まで私から離れなかった娘ですが、
大好きなみかんに引き寄せられておばちゃんの隣に腰を降ろし作業し始めました。
恐るべし、食べ物。笑
お手伝いが済んだら、お散歩にしゅっぱーつ♪
春の川べりを、咲き乱れる花たちや、まだまだ落ちているどんぐりを帽子に集めて歩きました。
初めてたんぽぽの綿毛を飛ばしたり、
てんとう虫の幼虫を見たり。
ダンゴ虫も久しぶりに見ました。
子供の頃、虫が大っ嫌いだったので、
どの虫を見ても「ナウシカみたい~」って思っちゃう、リアル体験に薄い私です
一人時間を楽しむ娘。
なるべく邪魔しないように、後ろから離れて着いていくくらいでいいのかなと思っています。
また、みんながしゃがみこんでいたので「何かな?」と覗き込むと、小さな動物が横たわっていました。
スタッフのチャオミンさんに
「モグラさんが死んじゃったんだね。」
と言われて初めて、モグラだと知りました。
本物のモグラを見たのは初めてです。
多分、一人の時見たら何の動物なのかわからなかったでしょう。
小さくて小さくて、でもちゃんと指がしっかりあって、今にも動き出しそうなのにぴくりとも動かない。
動物から静物になってしまっているんだなあ、と
そこにあるいのちの亡骸を、感じさせてもらいました。
娘にとっても、もちろんはじめての体験。
よくわからないなりに、一緒にしゃがみこんで、
埋葬するチャオミンさんの手元をじーっと見つめていました。
モグラさん、ありがとう。
みんなでお花を手向けました。
集合場所に戻って絵本の置いてある恒例の季節のテーブルを改めて見てみると、
春になってたくさんの動物たちが出てきて、虫さんはどこかな~?と
みんなが探している場面が開いてあることに気付きました。
とてもさりげないけど、毎回綿密に練られたプログラムになっているんだなあと感心します。
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